紀伊半島の一番南に位置する和歌山県串本町。ここは本州の最南端でもあります。
そしてその沖には黒潮という暖流が流れているのですが、黒潮は夏期で30度近く、冬季でも20度ちかくになることがあります。その潮は温かいだけでなく、透明度の高いとてもきれいな水で海色は青黒色になり、これが黒潮の名前の由来になっています。
串本町はその黒潮の影響を存分に受けているため、本州なのに亜熱帯域に分類されるような気候となっています。そのため串本の海には、驚くほど豊かなサンゴ礁が形成され、数多くの熱帯魚が生息します。
黒潮が運ぶ温かい海水によって串本の海は常に暖められ、南の海に負けないサンゴの海が育っています。そして、2005年イランの町ラムサールで採択された条約に、串本沿岸海域が登録されたのです! 非サンゴ礁域では世界唯一の登録になります。
串本の海で見れるサンゴは テーブルサンゴが主体で、クシハダミドリイシ、ヒラニオウミドリイシ、ハナガササンゴ、オオナガレハナサンゴ、ハマサンゴなどの群生が見られます。
串本の海には、南方から流されてきて住み着いている熱帯魚が数多く見られます。それだけでなく温帯地域に生息する魚も同じく生息しているのです。魚に関して言えば、その魚種はなんと1300種以上ともいわれ、これは日本で見れる魚種の3分の1にあたるようです。
それが、南国リゾートの海に勝る、串本の海のすごいところなんです!
わかりやすく言えば、熱帯魚も温帯の魚も両方観察して楽しめるということです。
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